今日、昼飯食いながらツレと非モテ話をしていて、脱ヲタのためのファッション改善みたいな話が、考古学者が出土物から古代の風習を推測しているような感じというか、『宇宙家族カールビンソン』で宇宙人たちがコロナちゃんのために地球の風習を再現しようとして繰り広げるドタバタのようなというか、ともかくハタ目にはかなり滑稽な努力をしているように見えることがしばしば、という話をしてたのだが。たとえば、この記事と、そこからリンクされている一連の「清潔感」話とか。非ヲタ側からのヲタファッション改善計画みたいなのも、結局のところソイツがいいと思うファッションを勧めてるだけにすぎなかったり。日本に出張することになって「日本のこと勉強しなきゃー」って『葉隠』読んで研究しちゃったりしてるガイジンと、そのガイジンに茶の湯の心を教えようとしてる日本人みたいな、そんな感じ。
この記事読んで、どこでなにが間違ってるのか、なんとなく分かったような気がした。ここで展開されてるのは要するに、単一の巨大市場においていかに多くのシェアを取るか、いかに効率よく収益を上げるかという話だ。なんでいきなり天下一武闘会に出ようとしてるんだ?ていうか、天下一武闘会は最終目標ですらないだろ?それはモテの意味が違うぞ。ブラピやヨン様と同じ意味でモテようとしてるんじゃん。それは無理。それは本当に選ばれたものだけに与えられる特殊な才能の世界。そういう意味でのモテ男なんて、世の中にほとんどいないから。
ファッション・センスなんてのは人それぞれで、ストリート系のファッションがいけてると思う女もいれば、高いスーツを着こなしてるセレブなファッションがいけてると思う女もいれば、地味な格好の人こそ信用できると思ってる女もいる。ウチのおかんとか縦縞・チェックのシャツ大好きだしな。でも、衛生的な意味で本当に「不潔」なファッションはほぼ万人に受け入れられないであろうと思われるので、具体的に特定のファッションに言及せず抽象的に「許される服装」を示す言葉として、「不潔」の対義語持ってきて「清潔感」とか言ってるだけの話だ。だから、「具体的になにが清潔感のある服装なのか?」なんて悩むのは、ほとんど意味がない。食べこぼしがついてたり、襟が汗で黄ばんでたり、金田一耕介みたいにフケまみれなのを好ましいという女はほとんどいないだろうから、そのへんはほぼ100%「清潔感がない」だろうなー、ってぐらい。天下一武闘会の決勝でブラピ倒して、世界でもっともセクシーな男に選ばれようってんでなけりゃ、「誰もが認める清潔感」なんてのを追求するのはナンセンス。
で、なんで、そういうトンチンカンな方向に努力しちゃうのかというと、たぶん一般人の女でも腐女子でもなんでもいいから、漠然と「イイ女」にモテたいというのが動機になっているからなんだろうと思う。そこで天下一武闘会に出場するという話になっちゃってる。具体的な敵が設定されていれば、「コイツは炎属性に弱いから、炎属性の攻撃を強化すればいい。向こうの攻撃は物理攻撃だけだから魔法防御は無視」とか具体的かつ効率的な作戦が立てられるのに、そうじゃないから全部のパラメータをバランスよく、できればMaxまであげないと、という話になっちゃう。そういう努力のしかたをすると、うまくいっても全てのパラメータが可もなく不可もない中途半端なキャラができあがるだけ。
まず誰にモテたいのかを想定するべきだ。相手が想定できないなら、べつにモテる必要はない。相手が現れた時点ですでに負けているということにならないために、最小限のパラメータは前もって必要。でも、それは視界に入っただけでメタルスライムみたいに逃げられるくらいでなけりゃ大丈夫。もちろん女子だって色々なので、「ブランド物のスーツ着こなせてる人以外は最初から論外」みたいな奴だっているかもしれないわけだが、そゆ女にモテたいんでなければ、べつにそこで努力する必要はないんだし。
……という話を世の中の人間は往々にして「相手に対する気遣い」とか言うので、言われた方がカチンときちゃって話がこじれるんだと思うのだが、そうじゃない。「相手に対する気遣い」とかって言葉が本当に意味しているのは、「知らない敵にはいきなり突撃しないで、まずライブラ使え」ってことだ。
あと、ヲタがファッション・センスがないってのと、ヲタ・ファッションがダメだってのは別の問題だと思うぞ。ヲタとどっちこっちのセンスしかない奴なんて、非ヲタでもいっぱいいる。服に使う金にしても、労力にしてもそうだ。そうじゃなくて、ヲタのファッションはヲタを識別する記号として分かりやすすぎるから問題なのだ。パンチ・パーマで白スーツ+サングラス+エナメル靴のヒト見たら、とりあえず目そらすでしょ。それと同じだ。服装というのは社会的・文化的立ち位置を示すシグナルであることを理解しようよ。
非モテさんのコメント:
"まず誰にモテたいのかを想定するべき"というのは好きな相手を見つけろと同義でしょうか?世の非モテにはそれが一番難しいんです。確かに普通に生活していてなんとなくよく見る女の子にときめいたりはするんですよ。するんですが、するだけです。なぜなら女の子と「自然にお近づきになる」ことこそ非モテにとって最も不自然なことだからです。ようするに人間関係が薄くて狭いからフックが何もないんですね。
えっと、たぶん、そこは非モテのヒトの「モテ男」に対する幻想入ってます。自分の同級生・同僚、後輩、友達の友達、趣味のある人間なら趣味のサークルとか、そういったローカルな人脈以外で相手を見つける人間は、たとえ真性モテモテ男でも稀です。ある日突然知らない女子からのラブレターがゲタ箱に入ってるようなモテ男はまずいません(中学生とかだと、女子の方がそういう行動にあこがれてたりするので例外あり)。道でナンパした女子と一夜限りの関係以上のものがあることも稀です。ナンパとかってのは男女ともにその場限りの関係が楽しめればいいやというのが前提で行なってるので、「あ、このヒト、なんかちょっとカッコいい」ぐらいでパフパフが始まっちゃうだけのことであって、ステディな関係を見つけるのとは全然違うモノです。
よくオタが彼女ができない理由として「コミュニケーション・スキル」があげられていて、キッカケをもった女の子との関係を持続させるかどうかはコミュニケーション・スキルがモノを言うかのように思われているようですが、実際にはコミュニケーション・スキルを身につけているような人間は、そもそも他人と頻繁にコミュニケーションを取っている/嫌でも取らされる状況にいる人間で、なので「フック」も多いだけっていうケースの方が多いんじゃないかな。スキルなんか大して高くなくて、ただただコミュニケーションしてるだけ、みたいな。自称モテ男でも、空気読めてない寒い奴多いっすよ。単位時間あたりでの勝負回数が多いから、時間あたりでの勝ち星が多く見えるだけで、1回の勝負あたりでの勝率でみたらヲタと全然変わらないか、ヲタ以下かもしれない。ステディな彼女探しってのは何度負けても1回成功すればそれで勝ちっていう勝負ですから、勝負の回数が多い奴が絶対的に有利なのは、こればっかりはどうしようもないことかと。
勝負の回数を増やすか、勝率を上げるか、どっちかの努力はしないといけないでしょうねえ。
つか、心ときめく出会いがないなら彼女なんかいらないんですってば。社会的エクスキューズを得るためだけに、ときめきもしないような相手と適当にくっついちゃってる奴よりは、萌え道を極めたヲタの中のヲタの方が真の漢ですって。
"まず誰にモテたいのかを想定するべき"というのは好きな相手を見つけろと同義でしょうか?世の非モテにはそれが一番難しいんです。確かに普通に生活していてなんとなくよく見る女の子にときめいたりはするんですよ。するんですが、するだけです。なぜなら女の子と「自然にお近づきになる」ことこそ非モテにとって最も不自然なことだからです。ようするに人間関係が薄くて狭いからフックが何もないんですね。だから、えーと何が言いたかったんだっけ。要は非モテなので休日はいつも一人で寂しいと。そんな感じです。鬱陶しいコメントですいません。よいお年を
半端者のヲタを例に挙げて何をしてるんだい?
三次元の女なんか要らない。
二次元の女の子さえいればいい。
ファッションに使う金があればピザでも買うよ。
出直して来い、バーカ
>三次元の女なんか要らない。
そゆヒトはいいんですよ、べつに。本人幸せなんだから他人がとやかく言う筋合いじゃないし。とやかく言う奴がいてウゼーって話については、http://www.banana-fish.com/~piro/20051228.html に書いた。全然まとまってないけど。